製品やお取引についてなど、様々なご質問を頂きます。
その中から代表的な内容をご紹介いたしますので是非ご参考下さい。
紹介しています内容以外のご質問等ございましたら上記お電話・メールからお気軽にご相談下さい。
- 水ガラス・エステル自硬性鋳型の硬化機構とは?
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硬化剤として使用する有機エステルが水ガラスのアルカリ性により加水分解され、有機酸とアルコールに分解される。加水分解で生じた有機酸が水ガラスのアルカリ分と反応して、アルカリ分で安定化されていた水ガラス中のSiO2分がゲル化して硬化させるものと考えられている。硬化速度は有機エステルの種類を変えることにより大きく変えることが出来る。硬化剤としての有機エステルは水ガラスに対して重量比で10~15%の範囲内で一定量使用される。有機エステルの添加量を変えても硬化速度は余り影響を受けない。また硬化速度は水ガラスのモル比によっても影響を受け、モル比が大きいほど硬化が速くなる。
【この質問の対象製品】
- 浸炭欠陥対策を教えてください。
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- 肌砂にクロマイト砂を使用する。
- 肌砂に酸化鉄を添加する。
- 浸炭防止効果の大きい塗型を使用する。
- 浸炭の発生しにくいアルカリフェノール自硬性等の造型プロセスを使用する。
【この質問の対象製品】
- 浸硫欠陥対策を教えてください。
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- 肌砂にクロマイト砂を使用する。
- 肌砂に酸化鉄を添加する。
- 浸硫防止効果の大きい塗型を使用する。
- 浸硫の発生しにくいアルカリフェノール自硬性等の造型プロセスを使用する。
- フラン自硬性ではリン酸系の硬化剤を使用する。
【この質問の対象製品】
- 焼着欠陥対策を教えてください。
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- 鋳物砂のSiO2分が高く、耐火度の高い砂を使用する。
- 再生砂の鉄分(酸化鉄を含む)を出来るだけ除去する
- 再生ラインもマグネットセパレーターならびに集塵機を点検して能力を上げる。
- 再生砂のイグロスが高い場合は下げる。
- 人工砂を使用する。
【この質問の対象製品】
- 照らされ欠陥対策を教えてください。
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- 鋳込み速度を上げる。
- 傾斜鋳込みを行う。
- 照らされる鋳型面に浸透性塗型や2重塗型を行う。
- 熱間亀裂対策を教えてください。
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- 木粉やクルミ粉末などのクッション材を使用する。
- 肌砂のうしろに発泡模型などを「あんこ」代わりにする。
- 発生し易い場所に冷金やクロマイト砂、ジルコン砂、合成ムライト砂を当てる。
- 発生し易い場所に補強リブを設ける。
- 中子は出来る限り中空化するか、砂盗みをする。
- 鋳鋼の微少亀裂の場合はSを0.02%以下にする。
- 熱間亀裂の起こりにくいアルカリフェノール自硬性等の造型プロセスを使用する。
- フラン自硬性ではリン酸系の硬化剤を使用する。またはホウ酸を砂に添加する。
【この質問の対象製品】
- 球状化不良の対策を教えてください。
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- 球状化不良対策用塗型(マグネシア系・マンガン系)を使用する。
- 溶湯の球状化処理剤を増やして、残留マグネシュームを若干高くする。
- 球状化不良を起こさない造型プロセス(フラン樹脂以外)を使用する。
【この質問の対象製品】
- 砂噛み、荒らされ、スクワレ対策を教えてください。
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- 可使時間を過ぎた砂は用いない・硬化剤や触媒の選定と添加量を管理する・定期的な検量を実施する。
- 離型時に鋳型を傷めないようにする・模型と造型プロセスに合った離型剤をこまめに塗布する・模型は逆勾配がないように設計する。
- 型込めをきちんと行い、充填の良い鋳型をつくる・特に肌砂をきちんと搗き固める。
- 鋳型の表面は出来るだけ、削ることのないように原型で造型する・特に堰や湯道をあとから削る事は避ける・やむを得ず削る場合は必ずきちんと塗型を塗布して表面安定を良くする。
- 溶湯が鋳型に直接当たらないように堰を切る・最初に溶湯が当たる堰前の立型や中子面は二重塗型や力ーボンクロスで補強する。
- 湯道はスリーブを使用するか、二重塗型やカーボンクロスで補強する。
- 溶湯が静かに入るように堰鉢や方案を工夫する。
- 軽合金の材質は何がありますか?
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主に別表の通りです。こちらをご覧ください。
- 鋳張り対策を教えてください。
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鋳型分割面,鋳型と中子との間にすきまがあるため。
- 正しい寸法の模型・鋳型・中子を作ること。
- すきまを少なくすること。
- シール剤など活用する。
【この質問の対象製品】
- 鋳物の材質は何がありますか?
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大きく分けて鉄、鋼(ハガネ)、銅合金、軽合金、その他があります。表はこちら
- 鋳鉄(FC)の材質には何がありますか?
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主に別表の通りです。こちらをご覧ください。
- 鋳鋼の材質には何がありますか?
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主に別表通りです。こちらをご覧ください。